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不登校と昼夜逆転

ここのところ連続してフリースクールに通っていた息子。今日は気分が乗らなかったようで休んでいます。

1年前は、またしばらく家にいるのか、、と不安になってましたが、今は、長くて1週間くらいかな?と余裕の母です。

息子は昼夜逆転を何度もを繰り返し少しずつ前に進んで今日まで来ました。

さて、本日の話題に入りましょう。不登校とは切っても切り離せないのは、昼夜逆転!

不登校の子を持つ親御さんなら、ほぼ100%悩んだ経験があるのではないでしょうか?

どんなことを考えて昼夜逆転しているのか。辛くはないのか。本人に聞ける状況ではない場合もあるかと思います。

今日は、不登校も5年目に突入し、不登校生活も昼夜逆転も大分ベテランになってきた息子に色々聞いてみました。

なぜ、昼夜逆転してしまうの?

息子

自分でもわからない。昼夜逆転したくないのにしてしまう。

昼間に皆が学校に行ってる時間に起きていると不安だから?

息子

最初の数か月はそういうのもあったかもしれない。
でも今は全くそういうのはないかな。勝手に体が昼夜逆転してしまう。

昼夜逆転を治したいと思う?辛くはない?

息子

治したいと思うけど薬は飲みたくない。別に辛くない。前よりは朝起きれるようになってきた。

息子は小学生の頃にロゼレム錠という眠りやすくなる薬や他にも様々な薬を試したこともありましたが、自分が自分ではなくなる感じがすると言い頑なに飲むことを嫌がりました。それからは薬は飲んでいません。

上手に薬と付き合って学校に順応していくのが良いのか、そのままの自分で不登校で過ごすのか、どちらが子どもにとって良いのかはわかりません。今は自力で少しずつ改善しているようなので様子をみようと思います。

子どもが昼夜逆転すると、とても不安になりますよね。体が心配。心は大丈夫か。心配しなくても大丈夫です。

いくつかのことに気を付ければきっといい方向に向きますよ。

目次

昼夜逆転を止めようとしない

私は初めの頃、昼夜逆転をなんとか止めようとしました。朝、早く起こそうとしたり、夜も早く寝かそうとしたり病院に相談してみたり、、。

「早く寝ないとまた昼夜逆転しちゃうよ。」が口癖でした。しかし、どう頑張っても昼夜逆転を止めることはできませんでした。

例えば、夜1時に眠った。まずい、昼夜逆転してしまいそうだ。

明日の朝、早く起こして明日は12時に寝れるようにしよう。

普通はこう考えますが、これが全く上手く行きませんでした。

朝、起こしても起きない。暴言を吐く。親子関係もギスギスしてきます。

そこで、私はぐるっと1周大作戦を思いつきました。

午前1時に寝た次の日は午前3時まで頑張って起きて、次の日は5時に寝て、、と逆にどんどん進めていきます。

戻すよりも進める方が親も子も楽なんです。不登校の子は眠りにくく起きにくいので、どんどん進めて何日かすると夜中の2時起きになります。

それくらいになると、フリースクールにもご機嫌で行くので、どんどん進めていくのはやめて自然に任せます。

しばらくは昼間起きてる健康的な生活を過ごせます。また、昼夜逆転しだすんですけどね。また、回して戻します。

この方法は私たち親子にはとても合っていました。

息子「また、昼夜逆転しだした~。」

母「え~。早めにまわしてよね。」

これが、普通の会話です。起こさなくていいんです。早く寝ろと言わなくていいんです。過干渉しなくてすみます。

楽すぎ!

2年くらいそんなことの繰り返しで過ごしました。

今は、「7時に絶対起こして!昼夜逆転しちゃうから!」と私に頼んで来るようになりました。私が良く忘れるので頼りにならないと目覚まし時計を買おうとしています。

この方法はもしかしたら間違っているかもしれませんし、心身に負担がかかる可能性も心配でした。

私たち親子にとってはこの発想の転換が転機になったことは本当です。

夜中に食べるものを用意しておく

夜中だろうがなんだろうがお腹は空きます。食事を用意しておいてあげて下さい。自分たちの夕飯を取り分けておいてもいいし、冷凍食品でもなんでもいいと思います。

初めの頃、「家族でご飯を食べる時間に食べないとご飯ないからね!」というスタンスでした。

息子は、自分で冷蔵庫にあるものを自分なりに工夫して簡単な物を作って食べていました。

空腹に懲りて昼間起きてるようになるかなと考えていましたがそんな簡単な問題ではありませんでした。

今になって冷静に考えると可哀想なことをしたなと思いますが、少しは一人で生きていく練習にはなったかな?とプラスに考えるようにしています。

今では、たまーに気が向いた時には料理の手伝いをしてくれています。

親は自分のペースを守る

親は、自分の生活のペースを崩さないことが大切です。

子どもが起きているからと親も起きている必要はありません。

家族が寝静まってから子どもは自分について考えたり将来のことを考えたり、ゲームをしたり、ぼーっとしたり、時には孤独とは何かを考えることもあるでしょう。人生の中でとても貴重な時を過ごします。

その時間は不登校になった子どもだけのスペシャルな時間です。

普通に学校に行っている子たちは習い事や部活や勉強や友だち付き合いで大忙しなので中々そういう時間は取れません。

学校に行っていれば経験できるであろう青春を過ごせないかわりに、神様が与えてくれているプレゼントだと私は思っています。

誰にも邪魔されず、自分のしたいように過ごす。いつ寝るのか、いつ食べるのか、意思決定を自分の責任で全てしていきますす。自分は何が好きなのかや将来を深く考え、一人の時間の過ごし方を身につけることもできます。

なので、邪魔しないようにして下さいね。

ただの我儘だ、甘やかしだ、親の怠慢だと非難される方もいるでしょう。

ですが、口うるさく昼夜逆転を咎めるのは子どもを追い詰めるだけになり逆効果です。

子どもの不登校や昼夜逆転の経験は、将来必ず生きてくると私は思っています。

かりんと

このまま昼夜逆転が続いたら我が子はどうなってしまうの?と悩んでいる親御さんは沢山いると思います。
大丈夫です。息子は、かなり長い期間ずーっと昼夜逆転していたこともありましたが、身長も順調に伸びているし心身ともに元気ハツラツです。
自分で改善しようとする時を気長に待ち、その時が来たらサポートしてあげて下さい。
この記事が誰かの役に立ってくれたら嬉しいです。

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