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不登校になる前兆~息子の場合~

かりんと

この記事は息子が不登校になる少し前のことを書いています。

息子は、現在中学1年生、学校には週に一度の通級指導教室に気が向いた時だけ行っています。

行きしぶりが始まったのは小3の冬休み明けでした。インフルエンザになってしまい新学期早々休むことになったのです。

大喜びでのんびりダラダラ過ごし、インフルエンザが治っても「お腹が痛い」「頭が痛い」と理由を付けて休むようになったのです。

かりんと

今思えば、、不登校の前兆はこれだったな、、

  • 宿題をやらなくなる
  • 好きだった習い事を休みたいと言う
  • 朝、なかなか起きられない
目次

宿題をやらなくなる

2年生の終わりくらいから徐々に宿題を嫌がるようになった息子。

宿題をやらなかった子は居残りしてやる決まりなのですが、知るかそんなもん!とダッシュで逃げ帰ります。

最初は子どもなんて宿題を嫌がる生き物だからと軽く考え、「早く宿題やりなさーい!」といつも言っていました。

そのうちに宿題をやりながらイライラしたり泣いたりするようになり、漢字ノートを鉛筆でぐちゃぐちゃにするようになりました。

1,2年生の時、担任の先生の添削が、まあー、厳しかったんですよね。息子がやりたくない気持ちを押し殺して一生懸命書いた漢字をことごとく赤ペンで直すんですね。ノートが真っ赤なんですよ。2人で悲しい気持ちになりました。

綺麗な字を書くことが特性的にどうしても無理な子もいます。ひとりひとりに合わせた対応をして欲しいと切に願います。

3年の担任の先生には直さないでほしいとお願いしてあったので大丈夫でした。宿題を全くやらなくなったのは時間の問題だったのですが。

ある日、計算ドリルを窓から外に投げたので、私はそのままにしておきました。

次の日になってもそのままで雨が降ってきたので私が回収しました。。

これはおかしい、、普通じゃないな、、とやっと気がつきます。

このまま宿題を続けることは無理だと思った私は担任の先生に相談します。

「これこれこういうわけで、宿題をやるのがとても難しい状態なので宿題を免除して欲しいんです。」

すると先生は、「宿題はやってもらわないと困ります。他の子の手前もありますし、特別扱いはできない。」と。

だよね・・・。

最初は、そう言っていた先生も、家での息子の様子を細かく話すことで、できる分だけで大丈夫、と譲歩して下さいました。

そのうちに学校に来るだけで花丸。と考えてくれるようになりました。

その先生は新任の男の先生だったのですが、息子のことを理解しようとしてくれました。

毎朝、同じ時間に門で待っていてくれて「よく来たね。」と言ってくれました。

今でもとても感謝しています。

最初はわかってもらえなくてもこちらから歩み寄り話をすることで良い関係性になれることもあると学びました。

好きだった習い事を休みたいと言う

色々な経験をさせてあげたいと思い、やりたい習い事は習わせていたら4つになっていました。

熱しやすく冷めやすいタイプの息子は半年くらいで辞めたいと言い出します。

私は、その時すぐに辞めさせてあげれば良かったと今になって思います。

その時はわからなかったんだから仕方がないですね。

あの手この手を使って連れていきました。お菓子やアイスで釣りました。

そんな息子が唯一好きで行っていた体操教室の日、「行きたくない。休む。」と言ってそれが2週続いたのです。

ハっとしました。

これはまずい。エネルギー切れの状態?心も体も疲れてる??

「もう全部の習い事辞める?」と聞きました。「それは嫌だ。」。

たぶん、息子にとって習い事はステイタスになってたんじゃないかなあ・・・と思います。

習い事を沢山やっている俺はすごいんだ。勉強も運動もできないし絵をか描くのも下手だけどって。

お友達もすげーって言ってくれるって言ってたもんね。

「習い事をやっててもやってなくてもかっこいいよ。無理しなくていいんだよ。またやりたくなったらやればいいよ。」

その時のホッとした顔は今でも覚えています。

すぐに全ての習い事をきれいさっぱり辞めました。

めっちゃくちゃスッキリしたのは言うまでもありません。

朝、中々起きられない

行き渋りが始まる前から朝起こしても中々起きなくなりました。

重い体を縦に起こして抱っこしてリビングに連れて行くのってあるあるじゃないですか?

朝が来るのが毎日憂鬱でしたね。

早寝早起きをすればいいのはわかっていて主治医のすすめでロゼレム錠という睡眠のリズムを整える薬を試しましたがすぐに効かなくなり本人も薬を嫌がったので飲めず、お先真っ暗という感じで辛かったです。

遅刻の場合は親が送っていくことになってるので、送っていくのが普通になり、遅刻ではない日も送ってほしいと言い出し、私も学校に行ってくれればなんでもいい、と毎日送って行くのが日課になっていました。

毎日が戦いでした。半年くらい奮闘し、そのまま、ずるずると不登校の道へ突き進むことになりました。

不登校の原因というのは実はよくわかりません。息子に聞いても「理由はないけど急に学校に行くのが嫌になった。」と言います。私は、習い事のやらせすぎが良くなかったかな、と思っています。学校だけでも大変なのに、習い事も沢山やって疲れが蓄積していたのかなと。「休みたいと言ったら休ませる勇気も必要だよ。いつでも辞めさせていい。」って、その当時の自分に言ってあげたいです。

かりんと

不登校の前兆について書きました。
今は、親子で平穏な毎日を過ごしています。
私の経験が少しでも誰かの役に立てたら嬉しいです。

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